こんにちは。
RPGツクールMZのピクチャ関連コマンド第2回。
前回↓
前回「ピクチャの表示」をやったので「ピクチャの移動」やってみましょう。
「ピクチャの移動」コマンドにはその名前の通り、ピクチャを移動させる機能がありますが、拡大/縮小など移動以外のこともできます。
コマンドの編集画面を見ると、移動先の座標を設定するようになっており、それ以外にも「ピクチャの表示」とよく似た編集項目が並んでいます。
移動だけの使い方であればこう↓
①移動させたいピクチャの画像番号を入力。
※「ピクチャの表示」コマンドを実行済の画像番号であること。
②移動先の位置(座標)の入力。
原点や座標の指定方法は「ピクチャの表示」コマンドと同様です。
③時間を入力。
どれだけの時間をかけて移動するか、という欄です。1フレームは1/60秒。
④ウエイトの指定
ピクチャが移動するまで以降のイベントコマンドを待機するかどうかの選択。チェックを入れるとピクチャの移動が完了するまで待機します。
基本は上記4つ。
⑤右上のイージングタイプっていうのは移動などの変化に緩急をつけるためのものです。
「一定速度」
「ゆっくり始まる」
「ゆっくり終わる」
「ゆっくり始まってゆっくり終わる」
の4種類。中間をゆっくりにしたいなら「ゆっくり終わる」と「ゆっくり始まる」で2つに分ける必要がありますね。
その他の項目は「拡大率」、「合成」、と「ピクチャの表示」コマンドと同じ項目が右側に並びます。
⑥拡大率は「ピクチャの表示」のときに設定した値と同じにしたら変化なし、大きくしたら拡大、小さくしたら縮小になります。移動させたときと同様に③で設定した時間をかけて変化し、イージングの設定も有効に働きます。
⑦不透明度も同じように③で設定した時間をかけて変化しイージング設定も有効です。これを使って画像をフェードインさせたりフェードアウトさせたりできます。フェードインさせるなら「ピクチャの表示」コマンドのときに不透明度を0にしておき、「ピクチャの移動」コマンドで255にする、といった具合です。
この通り、「ピクチャの移動」コマンドは”設定した時間をかけてピクチャをその設定状態にする” っていう機能と捉えられます。
これら設定の組み合わせで立ち絵の表示1つでも違いを持たせることができます。
たとえば・・・
①画面外からスライドイン
ピクチャの表示時点では画面外の座標を指定します。時間を短くすると移動スピードがあがるのでキビキビした印象になります。
②フェードイン+ちょっとスライド
上のgifだとちょっとスライド分がわかりにくいですが①より上品な感じになります。一番よく見るタイプかな?フェードインはピクチャの表示時点で不透明度を0や0に近い数字にすることで行います。
③拡大イン
ピクチャの表示時点で拡大率を0%にして、ピクチャの移動で表示したい拡大率にします。表示も移動も原点は中央を選んだほうがやり易いです。
ざっとこんなところです。「ピクチャの表示」と「ピクチャの移動」だけでも結構いろいろできちゃうのでこれでオリジナリティアップですね!!
ありがとうございました。
次回↓