アイストマトバズーカのゲーム制作日記

いろいろ超初心者がゲーム制作に挑戦。現在RPGツクールMZでフリーゲーム制作中。フリー素材も作って置いてます。

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プラグインを活用してピクチャ主体の戦闘を作る【RPGツクールMZ】

//2021年2月追記//

RPGツクールMZ向け立ち絵表示管理プラグインなるものが開発され、1つのプラグインでこの記事の内容のものが表現可能となりました。バトラーの状態でピクチャを切り替えることも可能なようです。

プラグイン名/作者

CharacterPictureManager.js / トリアコンタン様

//追記終わり//

 

こんにちは。ITBです。

 

今回は前回に続きましてRPGツクールMZのプラグインについてです。

私が使用してみたプラグインとその使い方を紹介します。

 

どんなものを目指すかですが、

戦闘中にピクチャを表示することです。カットインではなく、常にサイドビューのバトラーの代わりに表示するようなものを目指します。

 

バトラーとは戦闘画面の時に表示されるプレイヤー側のキャラクターで、

通常ドット絵で表示され、各アクションでそのドット絵が動くようになっています。

ピクチャ表示に変えると各アクション動作は無くなりますが、ドット絵ではないため、キャラクターを強調したい作品に向いていると思います。

(頑張れば動作を表現することも可能?)

 

実際、MVのオリジナル作品なんかでもよく使われている戦闘だと思います。

その方達がどのような方法で作ったかはわかりませんが、

私なりの方法でMZでやってみました。

 

↓最初にサンプル

www.youtube.com

 

これを作るには大きく分けて2つの方法があると思います。

①フロントビューでピクチャを表示し、敵攻撃にアニメーションをつける。

②サイドビューでバトラーを消してその上にピクチャを表示する。

 

私は②の方法を選択しましたので②のやり方を説明します。

 

先に使用したプラグインをまとめておきます。

(プラグイン名/作者(敬称略)/プラグインの内容/MZorMV用)

・MPI_ResizeBattler.js/奏ねこま/バトラーのサイズ変更/MV

・SetActorHome/奏ねこま/バトラーの位置調整/MV

・PicturePriorityCustomize/トリアコンタン/ピクチャの表示優先度変更/MZ

・FixedPosition/奏ねこま/バトラーの位置調整/MV

・ShakeOnDamage/トリアコンタン/ダメージ時に画面を振動させる/MZ

上記のMV用プラグインはMZで動作確認できました。

直リンクは禁止されてたりするのでご了承下さい。検索すれば簡単に探せます。

*各プラグインを使う場合は利用規約を必ず一読してくださいね。

 

まずはピクチャの表示ですが表示するだけならプラグイン無しでもできます。

表示したい絵をpicturesのフォルダへ入れておきます。

サンプルではenemiesのフォルダの中にあるミシェルの絵(Actor1_4.png)をコピーして使いました。

(同名ファイルがpicturesフォルダ内にあるので名前を変えてます)

理由は後述しますがピクチャをセットするときピクチャ番号は若い数字にしておきます。

 

コモンイベントでピクチャを表示するイベントを作っておきます。

 

f:id:icedtomatobazooka:20200914223045j:plain

コモンイベントでピクチャの表示01

f:id:icedtomatobazooka:20200914223216j:plain

コモンイベントでピクチャの表示02

イベント名を「ミシェル表示」にしました。

バトラーの位置にパッと表示されるようにしてもよいのですが今回のサンプルでは一度右側の画面外に表示して、そこからスライドして登場するようにしてます。

なので最初の座標は(1000,50)です。次にピクチャの移動で座標を(500,50)、時間を10フレーム、完了までウェイトにしてます。このへんはピクチャの大きさや好みの演出によってさまざまになると思います。ちなみにピクチャの拡大率を150%にしてますが元の絵を拡大して保存しておくほうが綺麗に映る感じがします。

 

敵グループのイベント設定でコモンイベントを呼び出すようにして、

条件を0ターンにすると戦闘開始時にピクチャが表示されます。

もちろんこの方法だと全ての敵グループにイベントを設定する必要があります。

面倒な場合はそれ用のプラグインを探しましょうw 

f:id:icedtomatobazooka:20200914225721j:plain

敵グループのイベント設定

これでテストプレーするとドットのバトラーの上に表示されるものの、

ピクチャの間からちらちら見えるので消さなくてはいけません。

 

しかしバトラーの絵を透明にするだけでは完全には消すことはできず、影や攻撃時の武器が表示されてしまいます。

武器は武器の絵を透明にする手があると思いますが影はおそらくプラグイン無しでは消せないものだと思います。

 

MPI_ResizeBattler.jsを使ってこいつを消してやります。

MPI_ResizeBattler.jsはバトラーサイズ変更のプラグインで、バトラーの影を消すものではないのでより目的に沿ったプラグインが見つかればそれでも良いと思います。

 

まずプラグインを有効にします。有効にするまでの手順は前回の記事を参照してください。

 

icedtomatobazooka.hatenablog.com

 

プラグインを有効にしたらデータベース→アクターでメモ欄に<BattlerScale:2>と入力することでバトラーのサイズが2倍になります。この”2”の部分を小さくして見えなくするわけですが"0"にすると影はデフォルトの大きさに戻ってしまいます。

この数字には少数が使えるため、”0.01”としてやることで影を消すことができました。

f:id:icedtomatobazooka:20200914230317j:plain

バトラーサイズ変更アクター設定

 

ちなみに敵グループから戦闘テストでプラグイン効果を試す場合、先にプロジェクトを保存しなければ有効にならないため注意してください(私はこれにひっかかりましたw)。

 

次にバトラーの位置を調整してやります。アニメーション表示時にピクチャーに対して表示されているようにするためです。

 SetActorHomeのプラグインを使います。このプラグインはプラグインパラメータから設定を行います。

f:id:icedtomatobazooka:20200914231247j:plain

バトラー初期位置設定

 画像の設定値はサンプルで使用した値です。表示するピクチャによって調整して下さい。

 

次の問題は敵攻撃時等のアニメーションがピクチャの下に表示されることです。

PicturePriorityCustomizeでピクチャの表示優先度を変更してやります。

このプラグインもプラグインパラメータで設定します。

f:id:icedtomatobazooka:20200914232120j:plain

ピクチャの表示層設定

下層ピクチャ番号が表示するピクチャ番号より大きい必要があります。

これが先述したピクチャ番号を若くしておく理由です。

 

アニメーションがピクチャの上に表示されるようになりましたがまだ問題があります。自分に対して効果のある技やアイテムなどを使用したときはバトラーが一歩前に出るためアニメーションの位置がずれてしまいます。

なのでFixedPositionのプラグインを使いこの動作を防ぎます。プラグインを有効にしてプラグインパラメータで全てのパラメータをTRUEにするだけです。

 

ここまでで目的の戦闘になりましたが最後にShakeOnDamageを付け加えてそれっぽくしました。プラグインパラメータで揺れの大きさや速さを設定できます。

 

最初のサンプルのような戦闘ができるハズです。 

コモンイベントとバトルイベントを作り込めばアクターの状態でピクチャを変える事もできると思います。そういうプラグインもたぶんあると思いますが。

 

今回はここまでです。長文になってしまいましたが私のような初心者の方々の一助となれば幸いです(私はこれだけで数日要しましたから(-ω-;))。

 

続きの記事↓

 

icedtomatobazooka.hatenablog.com

 

 

 

余談ですが最初のサンプル動画を早めにyoutubeにアップしており、

説明欄に解説してると書いていたため嘘ついたみたいになってしまいました。

ごめんなさいm(_ _;m)

 (動画をネットにアップするのも初めての超初心者なのです)

 

 

本日の10分イラスト(。・д・)ノ゙

※10分イラストとは:掲載するイラストが無いので10分で描いちゃいます。正しく言い換えれば落書きです。のコーナー。

 

モデルはRPGツクールMZのデフォルトパーティにして今記事の主役、ミシェルさんです。

 

 

f:id:icedtomatobazooka:20200914234216j:plain

10分イラスト ミシェルさん

今回は早く描けました!顔だけのラフは20分かからなかった!(10分とは)

結局上から描き足したけどね。最終一時間くらい?

 

 

 

 

もはや似てないとか問題ではない。

 

 

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