こんにちは。
前回のオリジナルキャラチップ作成(編集)の続き、やっていきます。前回は正面立ちのグラフィックを完成させました。
キャラチップ素体画像:とんび@鳶嶋工房 様
今回は歩く動作のコマを描いてキャラチップが動くようにします。
正面立ちの絵はざっくり描いたものを修正していく、という流れでしたが動作をつける場合は立ちの絵を修正していきます。コマ送りしたときにちゃんとアニメーションしているように見えやすくするためです。
引き続きペイントツールのclip studioで作成していきます。
まずは服のレイヤーをコピーして素体の歩き画像の上に配置します。このときのポイントは歩きの画像(片足を前に出している画像)は足以外が少し沈むということです。考えてみれば当然ですよね、垂直だった足を前に出せば腰から上のパーツの位置は下がります。
このサイズ(72×48px)の場合は1px沈めたらOKっぽい。48x48でも1pxが良いと思います。グローブ部分は素体の色調を変更して表現したので服レイヤーのコピー前から既に変わっています。
ひとまず全体を1ピクセル下に配置。もちろん素体は動かしませんよ。
48×48のキャラチップだと下に余白がないので足パーツの位置は下げないのですが(RPGツクールMZの話)、72×48だと余裕ができて片足を1px下げることで前に出している表現ができるようになりますね。素体もそのようになっています。なので前に出した足の上下位置はこのままでよさそう。
ここから動きをつけていきます。
まず、胴体が沈むことによって髪の毛など上から垂れているものはフワッとします。ただし元の位置より上にはいきません。歩きの場合は沈むのが遅れてるだけですからね(走る場合は風を受けるので別)。髪の毛で言えば毛先ほど遅れるので速度の違いによってたわむ→横に広がる。
後ろ髪でこれを表現したいと思います。
後ろ髪を選択して変形機能で毛先側を持ち上げます。
上1ピクセル、横1ピクセルで十分。
変形させると補完機能により半透明部分ができるのでこれは前回の修正と同じ要領でドットペンで整えます。
このように各所を変形機能を使いながら動きをつけていきます。
・腕や脚
手前に出る→下側を広げる(+さげる)
奥へ行く→下側を狭める(+あげる)
・前髪やスカート
下側を左右へ動かして揺れる表現をする
(今回の編集については前髪は弄らず、手足は素体に合わせるように変形させました。)
新しい色ができてしまうのは好ましくないのでドットペンによる修正は他の場所から色をスポイト機能で拾いながら行っています。
正面の歩行グラフィック。自分にしては頑張ったほうだと思いますが…
やっぱり前髪も動かした方がよかったかなぁ(;´・Д・)
さらにちゃんとするなら胴体も動かすんですけどね(-∀-○)
横向きも同様の手順ですがまた1からです。立ちの絵はざっくり描いたものを修正して、正面の画像と同じ色合いに調整。前回の記事で輪郭レイヤーは二アレストレイバー法で縮小したと描きましたが、まとめてバイキュービック法のほうがいい感じかも。いずれにせよ修正は必要ですし。歩行の絵は立ちの絵を変形して修正、です。
横向き。
修正とか調整とかさらっと書いてますけど これが結構大変で出来具合に差が出るところだと思います。とはいえ ”コレ”って方法はないんですよね、良いと思ったようにドットを打っていくしかないかと。とにかく頻繁に縮小して見ることをオススメします。
背面ももちろん同様手順(まだ終わってません)。 大変だー。
余談 アイキャッチ画像について
アイキャッチ画像に汎用的に使える絵を作ってみようと思ったらこうなりました。キャラクターの色はClip Studioの自動彩色にちょっと手を加えたものです(塗れよ)。 髪の毛がちょっと短くなったかな…同じキャラクター描くのホント難しいなー。まだまだ変更するかも。
このあいだ はてなのアイキャッチ画像を作る機能を初めて使ってみましたがなんかパッとしなかったんですよね。まぁ機能を使うにしても雑過ぎたのが主な原因でしょうがw
アイキャッチにするような画像が無いときに何かしら(最悪文字でも)枠の中に入れたら ちょっとはマシに見えるかも? という甘え目的です。
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