こんにちは。
今日はモデリングツールのBlenderをさわってみる企画5回をやります。
※記事の内容は初心者がこうやってみた、というだけのものですので決してこれが最善というわけではありません。
前回角落とし(ベベル)をやったことで作れる形の幅が広がりましたが、今回は”曲げる”ということをしてさらに作成できる形を増やしていこうと思います。
細かく形を変える方法としては3回目のときにやった細分化があります。
このとき何気に曲げるってことをやっていて、面や辺、頂点を動かして変形させるという操作の基本は変わりませんが、もう少し思った通りに曲げる方法があったのでやってみようと思います。
作ってみるのはフォーク。手順は人それぞれだと思いますが、
平面にシルエットを作成
↓
厚みをつける
↓
曲げる
という手順で作ってみます。
まずは平面を追加します。”追加"からグリッドを選択。初めから細分化された平面の四角形が表示されます。
上から見たところ。
ここから横(X軸方向)に走っている辺を1づつ縮小して柄の部分のシルエットをつくりますが、そのままやるとこんな感じに。↓
ちょっとね・・・。ざっとの形だけでいいならまぁいいかも知れないけどもうちょっとなぁ・・・って感じですよね。
周囲の辺を巻き込んでいい感じに変形に追従させるような機能がありまして、それをつかいますが先に辺を細分化でさらに増やしておきます。
そして上の方にあるプロポーショナル編集モードっていうやつで、球状を選び、◎みたいなアイコンをクリックして有効化します。
で、一番くびれさせたい箇所の横方向の辺を選択してsキー(拡大/縮小)。そのままだと縦方向の辺もスケールが変わってしまうのでsキーの後にxキーを押してx軸方向のみの変形にします。
グレーの円が表示されるのでマウスホイールで図形を覆うくらいの大きさにします。このグレーの円がさっきのプロポーショナル編集の影響範囲ってわけです。
曲線的になりました。今度は下の方を変形します。下の方を範囲選択してさらに細分化。
今度はプロポーショナル編集を球状からシャープに切り替えます。
一番下の辺を選択し、影響範囲を下の方だけに狭めてからx方向のみ縮小。
さっきとは逆に膨らむような曲線になりました。
一番下の部分だけカットしたようになっているので頂点を移動して角を減らします。
選択モードを頂点にして端の点を移動させます。移動のショートカットはGキー。
プロポーショナル編集モードは有効のままです。
細分化をうまくしたらもっときれいにできるでしょうね。
つぎはフォークの頭の部分ですがもう一つグリッドのプリミティブを追加して同様の手順で作成できます。
違いは追加するときにX方向のグリッド数を14にすることと、面の削除。面を範囲選択して右クリック→削除で要らない部分をカットします。
こうして・・・
こうして、
こう。
最後のは全体をスケール変更(X軸方向に縮小)で細くして、一番上の辺、一番下の辺をプロポーショナル編集を使いつつ、X軸方向に縮小しました。
さっきの柄の部分と重ねて表示し、それぞれのパーツに合うようスケールと位置を調整、そして結合部分を頂点の移動で備調整。
シルエットが完成です。
まだペラペラの状態なのでここから厚みをつけ、さらにぐにゃっと曲げる加工が必要になりますね。できるかな。
今回はここまでです。ありがとうございました。